※投資には元本割れのリスクがあります。投資判断は自己責任でお願いします。
※情報は2026年4月時点のものです。制度の詳細は金融庁の公式サイトでご確認ください。
「新NISAで高配当株って、実際どうなの?」
結論から言います。
高配当株投資と新NISAの組み合わせは、かなり相性がいいです。
理由はシンプル。配当金にかかる約20%の税金が、ゼロになるからです。
たとえば年間10万円の配当金を受け取る場合、通常なら約2万円が税金で引かれて手取りは8万円。
でも新NISAの成長投資枠で買った銘柄の配当金なら、10万円がまるまる手元に残ります。
私は現在、新NISAの成長投資枠で7銘柄の高配当株を保有しています。
つみたて投資枠ではeMAXIS Slim 米国株式(S&P500)を積立中。
この記事では、新NISAの成長投資枠を使った高配当株投資の始め方を、私の実際のポートフォリオを交えて解説します。
新NISAの成長投資枠で高配当株を買う3つのメリット
メリット①:配当金が非課税になる
これが最大のメリットです。
通常、配当金には約20%(所得税15.315%+住民税5%)の税金がかかります。
年間配当63万円(税引前)の私の場合、約13万円が税金として引かれています。
新NISAの成長投資枠で購入した銘柄の配当金は、この税金がゼロになります。
年間13万円の税金がなくなるということは、13万円分の追加投資ができるのと同じです。
メリット②:年間240万円の枠で高配当株を積み上げられる
新NISAの成長投資枠は年間240万円。
生涯投資枠は1,200万円(つみたて投資枠600万円と合わせて最大1,800万円)です。
高配当株を毎年240万円ずつ買い進めれば、5年で1,200万円分の高配当ポートフォリオが完成します。
仮に配当利回り4%の銘柄で埋めた場合、年間48万円の配当金が非課税で受け取れます。
月に換算すると約4万円。スマホ代+光熱費が配当金でまかなえる計算です。
メリット③:売却しても枠が翌年に復活する
新NISAの大きな特徴は、売却すると翌年以降に投資枠が復活することです。
「減配した銘柄を売って、別の増配銘柄に乗り換える」
こういった入れ替えが非課税のまま柔軟にできます。
旧NISAでは、一度使った枠は復活しませんでした。
新NISAになって、高配当株投資はぐっとやりやすくなったと感じています。
成長投資枠 vs つみたて投資枠の使い分け
新NISAには「成長投資枠」と「つみたて投資枠」の2つがあります。
高配当株をどちらで買うのか、迷う方が多いです。
結論は「高配当株は成長投資枠、インデックス投資はつみたて投資枠」です。
| 項目 | つみたて投資枠 | 成長投資枠 |
|---|---|---|
| 年間投資枠 | 120万円 | 240万円 |
| 対象商品 | 投資信託のみ | 株式+投資信託 |
| 高配当株 | ❌ 買えない | ✅ 買える |
| 生涯投資枠 | 600万円 | 1,200万円 |
つみたて投資枠では個別株は買えません。
高配当株を買うなら、成長投資枠の一択です。
私の使い分けはこうなっています。
| 枠 | 何を買っているか | 月額 |
|---|---|---|
| つみたて投資枠 | eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 毎月積立 |
| 成長投資枠 | 高配当株(個別銘柄) | タイミングを見て購入 |
「つみたて枠でインデックス、成長枠で高配当株」
これが私の中では最適解です。
インデックス投資は「資産を増やす」役割。
高配当株投資は「配当金というキャッシュフローを作る」役割。
目的が違うので、枠を分けるのが理にかなっています。
新NISAで買う高配当株の選び方 ── 3つの基準
新NISAの成長投資枠は生涯1,200万円。
一度買ったら長く持ち続けたい枠なので、銘柄選びは慎重にいきたいところです。
私が新NISAで高配当株を選ぶときの基準を3つ紹介します。
基準①:配当利回り3.5%以上
新NISAのメリットを最大限活かすなら、ある程度の利回りがほしいところです。
利回り3.5%以上が一つの目安です。
利回り3.5%で1,200万円分のポートフォリオを組めば、年間42万円の配当金。
これがまるまる非課税です。
ただし、利回りが高すぎる銘柄には注意が必要です。
利回りが高い銘柄の見極め方は、こちらの記事で詳しく解説しています。
→ 配当利回り5%以上の株は危険?安全な銘柄の見極め方3つ
基準②:10年以上減配していない
新NISAで買う銘柄は、長期保有が前提です。
だからこそ「この先も配当を減らさないだろう」と信頼できる企業を選びたいです。
10年以上減配していない企業は、株主還元に対する姿勢がしっかりしています。
累進配当(配当を減らさないと宣言している)企業なら、さらに安心です。
基準③:配当性向50%以下
配当性向が50%以下の企業は、利益の半分以上を手元に残しています。
つまり「まだ配当を増やす余力がある」ということです。
新NISAの枠は長期で使います。
買った時点の配当金だけでなく、今後の増配余地も見て選ぶのがコツです。
高配当株の選び方をイチから知りたい方は、こちらの記事がおすすめです。
→ 高配当株の始め方|配当63万円の投資家が全手順を解説
私の新NISAポートフォリオを公開
実際に新NISAの成長投資枠で保有している銘柄を公開します。
(2026年4月時点のデータです。)
成長投資枠:高配当株7銘柄
| 銘柄名 | コード | 保有数 | 評価額 | 評価損益率 |
|---|---|---|---|---|
| NF・J-REIT | 1343 | 710株 | 約148万円 | +17.3% |
| オカムラ | 7994 | 200株 | 約51万円 | +29.1% |
| SANKYO | 6417 | 200株 | 約39万円 | +11.4% |
| CDS | 2169 | 200株 | 約37万円 | +2.9% |
| 丸井グループ | 8252 | 100株 | 約30万円 | +28.0% |
| 三菱HCキャピタル | 8593 | 200株 | 約29万円 | +41.7% |
| アネスト岩田 | 6381 | 100株 | 約16万円 | +25.4% |
| 合計 | 約350万円 |
つみたて投資枠:インデックス
| 銘柄名 | 評価額 | 評価損益率 |
|---|---|---|
| eMAXIS Slim 米国株式(S&P500) | 約192万円 | +16.4% |
このポートフォリオのポイント
① セクターを分散している
REIT(不動産)、機械、サービス、小売、金融と、セクターが偏らないように組んでいます。
1つのセクターが不調になっても、全体への影響を最小限にするためです。
② 全銘柄がプラス圏で推移
7銘柄すべてが含み益(評価損益がプラス)の状態です。
これは「株価が下がったから利回りが高い」銘柄ではなく、業績が安定している銘柄を選んだ結果です。
特に三菱HCキャピタル(+41.7%)は、連続増配を続けている銘柄で、配当金も毎年増えています。
株価の値上がり+配当金の増加、この2つを同時に狙えるのが高配当株投資の醍醐味です。
③ まだ枠に余裕がある
成長投資枠の生涯上限は1,200万円。現在は約350万円の使用で、まだ850万円分の余裕があります。
今後も良い銘柄を見つけたら、少しずつ買い増していく予定です。
証券口座の選び方はこちらの記事で解説しています。
→ 高配当株の証券口座おすすめ5選【1,100万円投資家が厳選】
新NISAで高配当株をやる3つの注意点
メリットが大きい新NISA×高配当株ですが、注意点もあります。
知らないと損するポイントを3つ。
注意点①:損益通算ができない
新NISA口座で損失が出ても、特定口座の利益と相殺(損益通算)できません。
たとえば、NISA口座で10万円の損失、特定口座で10万円の利益が出た場合。
通常なら損益通算で税金はゼロになりますが、NISA口座の損失は「なかったこと」になります。
つまり、NISA口座では「損切り」のメリットが薄いです。
だからこそ、減配リスクの低い銘柄を厳選して、長期保有する戦略が合っています。
注意点②:海外ETFの配当には外国税がかかる
米国高配当ETF(VYM・HDV・SPYD)をNISA口座で買った場合、
日本での課税は非課税になりますが、米国での源泉徴収10%は免除されません。
つまり、VYMの配当金は10%引かれて入金されます。
しかも、通常の特定口座で使える「外国税額控除」がNISAでは適用されません。
「NISAで米国ETFを買えば完全非課税」と思っている方は注意してください。
国内の高配当株であれば、配当金は完全に非課税です。
注意点③:成長投資枠の「年間240万円」は使い切らなくていい
「年間240万円を使い切らないともったいない!」と焦る必要はありません。
私も毎年240万円を使い切っているわけではありません。
いい銘柄が見つかったとき、株価が割安だと感じたとき、無理のない範囲で買い増しています。
高配当株投資は「焦らず、コツコツ」が基本。
枠を使い切ることより、良い銘柄を適正価格で買うことのほうが大事です。
まとめ:新NISAは高配当株投資の最強ツール
この記事のポイントを3つにまとめます。
- ✅ 新NISAの成長投資枠で高配当株を買えば、配当金が非課税。年間数万〜十数万円の節税効果
- ✅ 銘柄選びは「利回り3.5%以上・10年減配なし・配当性向50%以下」の3基準で厳選する
- ✅ つみたて枠はインデックス、成長枠は高配当株。目的ごとに枠を使い分ける
新NISAは高配当株投資をやる人にとって、間違いなく最強のツールです。
配当金にかかる約20%の税金がゼロになるだけで、長期的に見て数十万円〜数百万円の差が生まれます。
「いつ始めるか」は早いほど有利です。
枠は年間240万円ずつしか使えないので、1年遅れると240万円分の非課税メリットを逃します。
まずは証券口座を開設して、1株から始めてみてください。
🔰 高配当株の始め方を知りたい方
→ 高配当株の始め方|配当63万円の投資家が全手順を解説
💰 証券口座を選びたい方
→ 高配当株の証券口座おすすめ5選【1,100万円投資家が厳選】
📊 配当金の実績を見たい方
→ 高配当株の配当金を公開|年間63万円の内訳とポートフォリオ
よくある質問(FAQ)
Q. 新NISAで高配当株を買うのと、インデックス投資はどちらがいいですか?
目的が違うので、比較するものではありません。
インデックス投資は「資産を効率よく増やす」のが得意。高配当株投資は「毎年の配当金(キャッシュフロー)を作る」のが得意です。
私は両方やっています。つみたて枠でインデックス、成長枠で高配当株です。
Q. 新NISAの成長投資枠で買えない株はありますか?
はい。監理銘柄・整理銘柄や、信託期間20年未満のETFなどは対象外です。
一般的な上場企業の株式であれば、ほぼすべて購入できます。
Q. 成長投資枠の240万円を使い切れません。大丈夫ですか?
まったく問題ありません。枠を使い切ることより、良い銘柄を適正価格で買うことのほうが大事です。
使い切れなかった枠は翌年に持ち越せませんが、焦って割高な銘柄を買うほうが損です。
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※投資には元本割れのリスクがあります。投資判断は自己責任でお願いします。
※新NISAの制度詳細は金融庁の公式サイト(https://www.fsa.go.jp/policy/nisa2/)をご確認ください。
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