
ゲーム用イヤホンと普通のイヤホンってなにが違うの?



初めて購入したいけど、価格も機能もバラバラでよくわからない….
こんな人に向けた記事です。
そんなときに頼れるのが、ゲーミングイヤホン。



ゲームをしていて、「敵どこ!?今の足音どっち!?」ってなったこと、ありませんか?
ゲーミングイヤホンは、“勝てる音”を聴き分けるために作られた専用イヤホンなんです。
- 普通のイヤホンとの違い
- 初心者がやりがちな選び方の失敗と対策
- 自分に合ったゲーミングイヤホンを選ぶための3つのチェックポイント
- 迷ったときのおすすめ初心者定番モデル
ゲーミングイヤホンとは?


初めてゲーミングイヤホンを購入するときは、



普通のイヤホンとなにがちがうの?
気になりますよね。
普通のイヤホンと異なる点|ゲーミングイヤホンの4つの性能
ゲーミングイヤホンと普通のイヤホンの違いをFPSゲームを例にして説明します。
FPSゲームは、敵の位置を瞬時に把握することが重要です。
例えば、自分と敵との距離は?壁の後ろにいるか?建物の内か外か?を瞬時に判断する必要があります。
そのため、ゲーミングイヤホンは4つの音性能が強化されています。
音性能 | 定義 |
---|---|
方向感の精度 (正確さ) | 音の方向(左右・前後・上下)を正確に聞く力 |
音の立体感 (距離・高さ) | 音の距離感・高さ・奥行きをリアルに再現する力 |
音場の広さ (空間の広がり) | 音がどれくらい広い空間で鳴っているかを感じる力 |
解像度 (音の細かさ) | 複数の音が重なる場合でもそれぞれの音を聞き分ける力 |
この4つの音性能は、人により感じ方の影響が大きいため、実際にプレイするゲームで確かめてみることをおすすめします。
ゲーミングイヤホンの選び方【3つのポイント】
ゲーミングイヤホンを選ぶときに大切なのは、
単に「人気そうだから」「音質が良さそうだから」で選ばないことです。
ここでは購入するときに大切なポイントが3つを紹介します。
① 音の方向が分かるか(定位感)
VALOLANTやApex Legendsでは、“足音の方向が分かる”=勝率が上がるに繋がります。
そのためには、音の定位感(=方向の正確さ)に優れたイヤホンを選ぶ必要があります。
音の定位感が強調されるようにゲーム向けに開発され、その音を鳴らすことができるようにドライバサイズが大きく、音を聞き逃さないようにカナル型がおすすめです。
- ”ゲーミング向け”と明記/開発されている
- ドライバサイズが8mm以上ある
- カナル型(耳に密着するタイプ)のほうが定位しやすい
② ボイスチャット(マイク機能の有無)



味方と連携とってスキル合わせて攻撃したいな….
こんなシーン、ないですか?
FPSゲームは、VCやDiscordを使った協力プレイが当たり前で、マイク機能の有無がゲームの勝利へ大きく影響します。
「声が届く」って超大事です。
- マイクが付属している
- ヘッドセット(単一指向性)マイクがベスト
- ノイズキャンセリングマイク搭載がより◎
実際にマイク有りの製品に買い替えたことで、味方との連携がばっちりとれ、勝率も上がりました。
③ 長時間でも疲れない装着感



イヤホンつけてる耳が痛くなってきた….
長時間ゲームをすると、こんなことがよくあります。
なので、「装着感」は音質より大事と言っても過言じゃありません。
- カナル型で軽量タイプ(10g以下が目安)
- イヤーピースが複数付属している
- フィット感重視の”耳かけ型”も検討価値アリ
この3つのポイントを意識するだけで、
「買って失敗した…」という後悔はグッと減ります。
初心者が失敗しがちなゲーミングイヤホンの選び方


初めてゲーミングイヤホンを買う際にありがちな失敗例を紹介します。
音質だけで選ぶ
普通のイヤホンは、音質が大事です。
たとえば、ボーカルの音が綺麗、重低音が響くように“気持ちよく聴ける音”みたいな。
そのためにチューニングされたイヤホンでは、ゲームでこんなことが起こりがちです。
- 足音がこもって聞こえる
- 敵の位置がつかみにくい
- 音が響きすぎて判断が遅れる
なので、ゲーミングイヤホンは「音質がいい=ゲームに最適」ではないのがポイント。
つまり、さきに述べた4つの性能が大切です。



音楽用のレビューだけに流されて選ぶと、“きれいに聞こえるけどゲームで勝てない”イヤホンを掴んでしまうことも…。
接続方式を確認しない
購入前に、「イヤホンが手持ちのデバイスで使えなかった…」という失敗もよくあります。
特に注意すべきなのが接続方式です。
使用予定のデバイス(PC/スマホ/Switch/PS5など)に合った接続端子を確認必須です。
接続方式 | メリット | 注意点 |
---|---|---|
🎧 有線(3.5mm) | 遅延なし/多くのデバイスに対応 | 機種により変換アダプタが必要な場合あり |
🔌 USB Type-C | 高音質/スマホやSwitchで使いやすい | PCによっては認識しないことも |
📶 Bluetooth(無線) | ケーブルが邪魔にならず快適 | 安価モデルは音ズレ・バッテリー切れに注意 |
【価格帯別】おすすめゲーミングイヤホン比較表
エントリーモデル(5,000円以下)
JBL QUANTUM 50C
安心安定のアメリカ老舗オーディオメーカーJBLのイヤホンです。
イヤホンでは大きめな8.6mmドライバーが採用され、マイク機能もあるモデルです。
なにより、マルチプレイには必須のマイクはクリアボイスフォーカスマイクが採用。さらにミュート機能と音声調整ボタンが付属しているのがとても良いポイント。
カラー2色展開:ブラック・ホワイト
HyperX Cloud Earbuds
ゲーマー向けデバイスを世界中に展開するHyperXのイヤホンです。
14mmドライバーが採用のため、ゲームだけでなく動画視聴や仕事で使用できるモデルです。
イヤーピースが4サイズ(XS〜Lサイズ)まで用意されています。
ただ、装着感がしっくりこないため外れやすいのが残念ポイントです。
日本人の耳には合いづらいかも。
カラー2色展開:レッド・ブラック
中級モデル(5,000〜10,000円)
SteelSeries Tusq
デンマークに本社を構え、プロゲーマーの使用者もいるSteelSeriesのイヤホンです。
着脱可能なマイクは、口元近くに配置できるため小さな声もしっかりとひろってくれます。
この価格帯では安価でありながら、FPSゲームでは足音など小さな音もはっきりと聞こえるため評価が高くコスパがいいモデルです。
マイク性能も十分ですが、長時間プレイすると耳が痛くなることがあるのが気になります。
カラー1色展開:ブラック
Sennheiser IE 100 PRO
ドイツの音響機器メーカーで音楽のプロに人気のゼンハイザーのイヤホンです。
目的は音楽モニタリング用ですが、その性能の高さからプロゲーマーからも評価されている製品です。
音量が小さくとも、定位感・音場の広さがしっかりある点がおすすめポイントです。
さらに、イヤーピースが3サイズ(S,M,L)あるため遮音性が非常に高くゲームに集中できる環境をつくりだしてくれます。
カラー3色展開:クリア・クリアレッド・ブラック



タイムセール中は1万円を切るため購入する際は狙い目!
上級モデル(10,000円以上)
HyperX Cirro Buds Pro
HyeprXからノイズキャンセリング機能付きのワイヤレスイヤホンです。
普段使いできるデザインが評価されており、ゲーム用途以外でも使えます。
ゲームモード機能があり、音の遅延を低減(2.4GHz接続)してくれます。
気になる電池の持ちは毎日3時間使用で3日充分持つほどあるのがGoodなポイントです。
カラー3色展開:ブラック・ブルー・ホワイト
Anker Soundcore VR P10
高性能・高品質で人気のAnkerのワイヤレスイヤホンです。
USB-Cドングル接続により2.4GHz低遅延接続が可能です。
このドングルにより2台同時接続が可能なのがいいポイント。
たとえば、ドングルをゲーミングデバイス、Bluetoothをスマートフォンに接続することで、ゲーム音を聞きながらボイスチャットや通話も楽しめます。
まとめ
ゲーミングイヤホンは、ただ音が聞こえればいい――そんな時代はもう終わり。
今や「勝てる音」「伝わる声」「疲れない装着感」が、夜更かしゲーマーの快適プレイに欠かせない武器です。
とくに初心者は、
- 音質だけで選んでしまう
- マイクの性能を見落とす
- 接続方式が合わずに使えない
といった“あるあるな失敗”をしやすいので、
今回紹介した**3つのチェックポイント(定位感・マイク・装着感)**をしっかり意識して選びましょう。